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好きな季節について少し前に自分の中で決着が付いた。昔の回答はこう。暑いのも寒いのも嫌いだから夏と冬は論外。だけど春が好き、秋が好きってちょっと格好つけてるみたいで言いたくない。

基本線は変わっていないが、今は圧倒的に夏が好き。今が終わりかけではあるけど冬で、その実害を被っているから夏が好きなのではない。夏という概念が好きなのだ。

概念としての夏はとてもロマンチック。公園で好きな子と線香花火、思い切って花火大会で告白、海に行ってスイカ割り、授業をサボってドライブ。この中だと授業をサボってドライブしかしたことないけど、どれも夏の季語に認定してあげたいぐらい魅力的。本当の夏は、暑すぎて何もできない。何かするためにシャワーを浴びても、ドライヤーをかけてる間にまた汗をかいてキレそうになる。それなのに6月中旬ぐらいからの、もうすぐ夏が来そうだぞ！っていうあの感覚には毎年浮かされてしまう。

こんな魅力たっぷりなように語ってるけど、おれが夏で本当に許せないのは、夏は服を着るのが全然楽しくないこと。