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大学の頃、頼まれてUSBに音楽を入れて貸すことが多かった。容量が余ってたら頼まれたの意外も趣味で入れてたんだけど、そういうのが聴かれることはまずない。あっても随分先のことである。後輩からこんなことを言われたことがある。「最近○○ってバンドにハマって、聴きたいな〜って思ってたらiPodに入ってたんですよ！」おれが余計に入れた音楽が時間差で彼に届いたらしい。どんなに勧められたって気分になれないもんはなれない。

っていうのも、是非読んでくれと言われた小説を買ってみたはいいものの、まだ全然読む気にならない。人からのオススメはどんどん乗っかった方がいいはずなんだけど「自分の好きなものは自分がいちばん知ってますんで」みたいな自惚れが気持ちを削いでゆく。何より推薦してくれた人自体を信用してないみたいで嫌だよな〜って思うんだけど、それが読む理由になるのも嫌だよな〜