今年のクリスマス

12/24

晩ご飯の後、デザートでも買いに行こうと近所のコンビニへ向かった。おれはコンビニに入った理由が何であれ1度立ち読みをしてからじゃないと買い物に移行できないので、いつも通り立ち読みを始めた。すると店員さんに話しかけられた。今まで注意されたことはなかったが、立ち読みを咎められると覚悟した。するとその店員はチラシを広げ「クリスマスチキンいかがですか、よければお買い求めください」と販促かましてきた。イヤホンしてたのに。その店員さんは普段見ない顔だったので、本部から送り込まれたクリスマスチキン販促エージェントではないかと睨んでいる。

12/25

毎年クリスマスは彼女とケンタッキーを食べている。ケンタッキーのクリスマスパックに入っているクリスマス然としたチキンに魅力を感じないので、いつも予約せずに通常商品を買っている。今年も同じように近所のケンタッキーへ行くと入り口に店員さんがいて「今日は予約注文のみ対応してます」と言われ門前払いをくらってしまった。行ったのが小さめの店舗ということもあって、もっと大きな数駅離れた別の店舗に行くことに。着くと入り口に門前払い担当の店員さんがいなかったので勝利を確信し列に並び注文すると、レジの店員さんに「今日は予約注文のみ対応してます」と言われてしまった。おれたちの後ろに並んでいたお客さん数組も予約なしだったらしく同じタイミングで店から出て行った。入り口に門前払い担当を配置しないからこんなことになるんだ！と思った。

仕方なくモスでチキンを買うことに。モスでさえメニューを絞って営業していて、チキンとバーガーは買えたがポテトは売ってもらえなかった。商品を待っている間、厨房の冷蔵庫に「暗くなったら、看板の電気をつける」という手書きの張り紙を見つけた。ポテトはコンビニで買った。

12/26

昨日食べ残したチキンとポテトを彼女と食べていたら、本物に会いたい気持ちが込み上げてきた。彼女も同じ気持ちだったらしく、リベンジに向かうことに。クリスマス明けだが土曜日ということもあってか凄まじい混み方だった。ここでようやく「私たち毎年クリスマス付近の土日に買ってたから予約なしで大丈夫だったけど、クリスマス当日にケンタッキー買いに行ったのは今回が初めてなのでは？」と気付いた。2個前に並んでいた太ったおじさんがコールスローを8個、ポテトSを3個注文していて、どういう意味？と思った。