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ライフハック:落ち込んだとき編

昨日は心が乱れていた。心が乱れたので夜、彼女に電話した。昨日あったことをできる限りおもしろおかしく話し、ちょっと心は軽くなった。でも本調子とはいかなかったので、彼女にいつもするリクエストをした。それは西加奈子のエッセイ『ごはんぐるり』の朗読である。

『ごはんぐるり』はごはんにまつわるエッセイ集で、読んでるとやさしい気持ちになる上に声を出して笑ってしまう。それを朗読してもらうのが大好き。西加奈子の文章と若干へにょい彼女の声がとっても似合うのだ。

1番リクエストする回数が多いのは『西加奈子はコーヒーが好きでよく飲むんだけど、苦いのは好きじゃないから淹れたコーヒーの倍ぐらい牛乳入れて飲む』という話。人には、その人の声に合った文章っていうのがあるのかもしれない。

今ももちろん思ってるだけど、友達と会ったり通話したりすると(おれって彼女の話しすぎ?)と思う。みんな聞かないと全然恋人や配偶者の話をしてくれない。おれの場合は彼女が1番よく遊ぶ友達でもあるので、どうしても彼女のエピソードしか生まれない。おれはみんなが恋人や配偶者とどんな話をするのかもっと知りたいし、おれは勝手に話してゆくぞ。

彼女と一緒にジムに行き、もうご飯を作るなんてありえないってことで駅ビルの大戸屋で晩ごはんを食べた。食べたら食べたで、今度は2人とも歩けないぐらい腹パンパンになってしまった。でも大戸屋閉店時間が迫っていたので一旦出ることに。おれたちには歩いて帰れる程度にお腹が落ち着くまでどこか休める場所が必要だった。しかし、大戸屋が閉まる時間なのだからスタバももちろん閉まってたし、満腹の状態に水分なんてとんでもない。そんな風にさまよい、ついにおれたちのオアシスを見つけた。そこは学生たちが勉強したり、たむろしたりする用としか思えない机と椅子だけのスペース。そして横にはセブンティーンアイスの自販機があった。なんだか懐かしい気分になった。なんだか懐かしい気分になったので、学生時代にやり残したことはあるかとか、学生時代のデートについてなど普段テーマに上がらないことを話した。

話す場所が変わると、話す内容まで変わるねというだけの話を長ったらしく書きました。

違国日記 7巻

彼女の買った違国日記の7巻。泣いた2巻と同じぐらいよかった!こんなに心が揺さぶられた漫画は初めて。女子や浪人生を不利に扱う医大の不正入試の問題だったり、有害な男らしさの問題とかまで扱っててすごかった。さらっと出てくる小説「フィフティ・ピープル」もテレ東の佐久間さんがいいって言ってたし読みたいな〜

 

メモしちゃったセリフとか地の文

「愛されることに屈託はないのに長所をほめられるのは座りが悪い?」

わたしたちにはどんなくだらないことでも生きているかぎり悩む権利があった

「誰のために何をしたって人の心も行動も決して動かせるものではないと思ったとかといい。ほとんどの行動は実を結ばない。まして感謝も見返りもない」

 

realsound.jp

 

医大の不正入試、当事者のラップ。


crystal-z Sai no Kawara

「花束みたいな恋をした」見ました

一緒に月曜お休みを取っており、次の日が休みの方がよかろうということで日曜15時の回で見てきた。おれは映画で席を取るとき、端から1つ空けて予約する。横が埋まっている状態でわざわざ端は取らないだろうという戦略である。しかもこの手の映画では特に有効であろうと考えた。こっちは2人組だし。

日曜日の映画館なんて空いてるだろうと思いきや、これは大げさでも何でもなく若いカップルで満席だった。もちろんおれが1つ空けた端の席も埋まった。本当に席がなかったのか、その席とその1つ前の席にカップルが前後で着いていた。なんでこんな混んでるんだと思ったら今日はバレンタインだということを思い出し、2人で恥ずかしくなった。我らは今年からバレンタイン制度も廃止したのですっかり忘れていた。いや、バレンタインに見る映画じゃないだろ!と思った。

で、映画本編はというと出てくるカルチャーへの懐かしさが爆発し笑っちゃいそうになった。後半は労働によって余裕と配慮を欠いた麦くんが間違い続けててつらかった。かつてはカルチャーに傾倒していたお前がなぜそんな古い考え方しかできないのだと悲しくなった。出会いから付き合い始めのキラキラしたシーンも、5年後こいつら別れるんだよなと思ったら苦しかった。こんなに趣味の合う人いるんだっていう感動で2人は惹かれ合うけど、それは生活する上であんまり重要なことじゃないことを知っている(休憩ポイントとかオアシスになるし、趣味が会うのはうれしい)。自分に似た相手を選んだ者同士、労働によって自分の似姿から遠くなったお互いのことを許せなくなったように見えた。2人はきっと星野源の「ばらばら」とか聴いてないんだと思う。あと麦くんが料理するシーンが多くてよかった。

映画が終わったあと、後ろのカップルが「感動した〜」と言っていた。どこが!?と思った。

服を買いました

久しぶりに服を買った。週末、ジムはお休みにしてラーメンを食べに行った(ラーメン屋の近くのデポでスポーツウェアを吟味してジムモチベを上げるのが本来の目的だった)。その帰りになんとなく寄ったBshopで出会ってしまった。

古着みたいな色味で程よい大きさ。最初は全然買う気はなく、せっかくだしということで試着するとAマッソ加納みたいになった!誰にも言ったことなかったけどAマッソ加納の着こなしがとても好きなのである。太めのパンツを履くようになってから今まで着てたシャツが軒並み似合わなくなってしまったが、太パンに合うまさに今欲しいシャツだった。「普段衝動買いなんてしないんですけど〜」と店員さんにしなくてもいい自分の話をしてしまった。なんでそんなこと言ったのか感動のせいなのか、担当してくれた店員さんが『研修中』という札をぶら下げてたからなのか自分でも分からない。

『研修中』の店員さんに「別の用事済ませてからまた来ます」と告げ、帰ってくると『研修中』の店員さんはもういなかった。いなかったけど『研修中』の店員さんのポイントになったらいいなと思って(そういうシステムがあるか知らないけど)、別の店員さんに『研修中』の店員さんの話をした。おれの伝え方が下手で取り置きしてもらってるように伝えてしまった。もちろん取り置きしてもらっていないので『研修中』の店員さんの不手際という感じになってしまった。おれのお節介のせいで『研修中』の店員さんは怒られるんじゃないだろうかと今でも心配で仕方がない。

アコ趣

ドラマ「俺の家の話」が面白い。「タイガー・アンド・ドラゴン」「11人もいる!」「あまちゃん」とおれは宮藤官九郎作品が結構好きらしい。素人が何を偉そうにって感じだけど、最近ずっと分からなかった演技の上手い下手がちょっとだけ分かるようになってきた気がする。とにかく西田敏行の演技がすごかった。今週はエヴァがあるからTVerで見るけど。

介護の話でいうと、おれはまだいもしない息子・娘に介護してもらうより老人ホームかなってずっと前から考えている。親の介護で仕事辞めちゃったりする人を見るとよりそう思う。ポッドキャストジェーン・スー堀井美香の「OVER THE SUN」』でジェーン・スーが「老人ホームにスマホ以外で1つだけ持っていくとしたら何を持っていくか」という話をしていてとても興味深かった。ジェーン・スーの知り合いの生け花講師はお気に入りの花瓶を持って行ったらしい。来訪者が持ってきてくれたお花をその花瓶に飾るんだとか。そういう個性と実利を兼ね備えたものを持っていきたいよね。おれだったらアコギかな、持ってないけど。ひとりでもみんなでも楽しいし、ボケ防止になりそうだし。なんて考えてるうちにこの質問は「アンプラグドな趣味は何ですか?」ってことだと気付いた。アンプラグドな趣味、どんどん増やしてゆきたい。

恋しい日々

昨日、歯医者に行ってきた。理由はバナナマン、錦鯉、空気階段などの歯に難のある芸人を見ていると自分の歯の健康も心配になってきたから。定期検診と歯石の除去をしてもらった。虫歯が2本あることと、奥歯の根元が若干溶けてることを告げられた。そして「コーラとかよく飲みますか?」と聞かれた。去年あたりから全然飲まなくなってたけど、それまでの人生で生み出してきた負債を目の当たりにした。恐ろしくなったので、もうよっぽどめでたい時じゃないと冷たいレモンの炭酸のやつは飲まないと思う。意外と別れって「明日からやめる!だから今日飲む!」みたいなことじゃなく、急に訪れるものなのですね。