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彼女はコロナ禍の辺りからギターの購入を検討していた。実はずっと前からギターをやりたかったみたい。そんな話からじゃあ我が家のギターで体験しましょうということになりギターレッスンを行った。

課題曲をお互いにお熱のカネコアヤノから祝日にした。簡単そうだと思って祝日にしたんだけど早々に初心者の壁ことFコードが登場した。一通りコードの押さえ方を教え、流れで練習してもらい始めたぐらいから課題曲がギター1日目の人にしては難しかったのではと思い、おれはandymoriからもっと簡単な曲はないかと探し始めた。andymoriだとFを使わない曲がたくさん見つかった。それらを彼女に提案すると「簡単すぎると面白くない」なんて意識の高いコメントで一蹴された。

結局、課題曲は祝日のまま彼女は練習を続けた。おれはいろんなことが気になって横から口を出し、何度も「うるさい」「黙ってて」と言われた。

おれは小5の時に家族で見た映画スクール・オブ・ロックからギターを弾き始めた。実家に父のアコギがあって、教えてくれとかなんとか言ったのが始まりだった気がする。でも父からは口うるさくギターのレクチャーを受けた記憶がない。最初に基礎は教わったけど、あとは教本を与えられたり自分で買ったりだった気がする。次回以降は大人しく見守るを目標にします。あと彼女が「鳴ってくれ！」って言いながらF弾くのめちゃくちゃ面白かった。